現実と漫画

自分が見えなくなった竹本くんは、自転車で自分探しの旅に出る。

ハチクロのそんなシーンを思い出した。

他業種の説明会に行っても、全然魅力を感じなくて。

周りが就活を終えてく中で、自分の進む先は全然見えない。

そもそも何故出版にこだわっているのか。

それしかやりたくないって意地になってない？

自分が本当に望んでいることは何なのか。

一人になって、自分自身と向き合ってみたら、答えが出るかも。

旅に出たら、答えが出るかも。

夏までに進路が決まらなかったら、自転車の旅に出ようか。

そんな風に考えてみたけど、そこには現実の壁がある。

真夏の炎天下で、自転車をこいでいられるか？

無理。体力の無さには自信がある。暑さにも弱い。

夏に万博に行った時も、グダグダだった。

炎天下の中旅なんぞに出たら、行き倒れる確率が高いよ。

あとは、虫。私は虫が、大嫌い。

夕方、自転車を漕ぐ私にまとわりつく、無数の蚊。

走っているため、振り払うこともできずに体中がかゆくなる。

夏の夕方に、ちょっと外で作業するだけでも、すっごい食われる。

外で自転車走らせていたら、どんなに食われることだろう。

なんだかいろいろ考えて、自転車の旅は自分には無理だと思いとどまった。

そんな状況、心落ち着かないもの。

今度は別の自分探しの方法を、考えてみよう。

まぁそれは、ひと段落したら。

今はとにかく筆記の勉強をしなくては！