好奇心は時に残酷

今日電車の中で、女装をしたおじさんを見た。

女装といったって、いろいろある。

もう少し大人しい格好なら、そこまで奇異の目で見られることは無かっただろう。

どんな格好をしていたかというと…。

サンダルにペディキュア。

薄いピンクのパーカーにＴシャツ。

ショッキングピンクの激ミニスカート。

どれくらいミニかというと、女子高生のスカートよりもかなりミニ。

おじさんは生足で、スネ毛は剃っているんだけど、ところどころまだら。

腕の毛は剃ってなくて剛毛。

顔はまるっきしおじさん。剃ってるけど、青髭。

胸はあった。偽者か自前かは知らない。

正直きもちわるい。

見てはいけない、と思いつつチラチラ見てしまう。

でも私は遠慮してた方。

同じ車両に乗ってた女子高生たちは、写メ撮ってた。指さしてた。

それはさすがにちょっと可哀想。

でもね、女装するならちゃんとやってほしいよ。

毛はちゃんと剃るとかさ、化粧でごまかすとかさ。

そういった努力は全然見られなかった。

しかも、階段上る時はパンツ丸見え。隠してたけど。

何であんな格好だったんだろう。

みんながみんな、びっくりした顔で彼を見てた。

異質を排除する社会の残酷さを、実感。

でも、びっくりするじゃない。だって人間だもの。