テレヴィジョン･シティ

♪テレヴィジョン・シティ♪
♪ビルディング♪
♪ロスマリン♪
♪カナリア♪
♪ヴィオラ♪



★★★★☆

閉鎖された巨大なビルディング、テレヴィジョン・シティ。

テレビジョン・シティの窓から見える景色はすべて映像。

生活のほとんどが、コンピュータに管理された世界。

＜家族＞はなく、少年たちはルームメイトと暮らしている。

そんな世界が、だんだん壊れていくお話。

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最初から最後まで謎だらけ。上巻、下巻、一気に読んだ。

多分こうだろうな、と思うことはあるけど、決め手が無い。

あと何回か読まないと、わからないかも。

目先の謎の答えを求めすぎて、全体を見失いそうになる。

まだまだ修行が足りないわ。

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以下ネタバレ

多分ループする話なんじゃないかと思うんだ。

最後の手紙の日付が、最初の手紙の日付と一緒だし。

一番最初に出てきたアナナスは＜部屋＞を知っているし。

情景も微妙にリンクしているし。

もう少し、ループの根拠を探したいところ。

しかし、イーイーの壊れてく過程は切なかった。

謎解きには再読が必要だけど、イーイーが壊れてくのは見たくない。

どうしてイーイーはアナナスに精油を飲ませなかったのか？

衰弱がリングのせいなら、ヴィオラの濃度が薄まったのは何故？

シルルとイーイーは一体何を知っているのか？

てか、みんな実体なのだろうか？全員幻影もありえるかも。

うーん謎ばっか。大体、答えが出るのかすら、怪しい。